この記事は平時の情報確認の準備を扱います。現在の投稿や救助要請の真偽は判定しません。自分に危険が迫るときは、検証のために身を守る行動を遅らせず、公式情報と現地の案内を確認してください。
「家族にも知らせなければ」と思う投稿ほど、送る前に確認の時間を置きましょう。大切なのは、すべての情報を自力で見抜くことではありません。分からない情報を、分かったこととして広めないための手順を決めておくことです。
冒頭の要点
- 共有する前に、発信元と元の説明、対象の日時・場所を確認します。
- 同じ投稿の転載だけでなく、別の情報や公的機関の発表と照合します。
- 判断できなければ「未確認」として共有を保留し、虚偽とも断定しません。
今日やること
家族で「元の情報が確認できない投稿は、いったん転送しない」と決めます。自治体公式サイトと気象庁の防災情報を、確認先として保存してください。準備方法は防災情報の入手先と通知設定で整理できます。
転送を止めることも、家族を守るためにできる作業です。未確認の画像を貼り直す代わりに、公式の確認先を共有しましょう。
この記事で分かること
SNSや家族のグループに届いた災害情報について、共有前に発信元・日時・根拠を確認する順序を紹介します。救助活動、個々の避難判断、投稿者の意図や法的責任を判定する記事ではありません。
ここでは、誤った内容を含む投稿をまとめて「偽・誤情報」と呼びます。わざと作られたか、勘違いかを家庭で断定する必要はありません。確認できる内容と未確認事項を分けます。
まず確認すること:拡散の前に原典へ戻る
総務省が執筆した内閣府広報誌の記事は、災害時の不確かな情報が救命・救助や復旧の妨げになり得ると注意しています。発信元、書かれた時期、元の情報、ほかの情報との比較を確認方法として示しています。内閣府広報誌の偽・誤情報の案内
友人から届いた場合も、その友人が最初の発信者とは限りません。「誰から届いたか」と「誰が何を確かめて発表したか」を分けて見ましょう。以下の順序と表は、その公的な確認方法を家庭向けに整理した編集部の提案です。
投稿を共有する前の確認手順
1. 発信元と、元の説明を探す
スクリーンショットや引用文だけでなく、元になった発表や投稿を確認します。公的機関や施設を名乗る情報なら、普段保存している公式サイトから案内を探してください。発信元が分かっても、内容の裏付けまで確認できたとは限りません。
引用や伝聞なら、その先にある原典へ戻ります。「知人によると」「関係者の話」だけで元の情報が見つからなければ、未確認として残してください。探すために不審なリンクを開く必要はありません。
2. 日時・場所・対象を照合する
投稿された日時と、そこで説明されている出来事の日時を見ます。過去の情報が再び投稿されていないか、別の地域の話ではないかを確かめてください。施設の開設や支援の案内は、対象者と条件も見ます。
熊本県警察の資料は、過去の災害画像の転用に注意を促しています。写真が本物に見えるだけで、今回の災害・地域のものとは判断しないようにしましょう。熊本県警察の注意資料(PDF)
画像や動画の見た目だけで真偽を判定せず、撮影時点や場所が確認できない部分は「分からない」と残します。
3. 別の情報と比べ、裏付けを確認する
自治体等の公的機関の発表や、テレビ・ラジオ・新聞などの情報と照らし合わせます。複数のアカウントが、同じ一つの投稿を転載しているだけではないかも見てください。転載の数だけで裏付けが増えたとは考えません。
公式サイトに情報が見つからない場合も、それだけで嘘と決めつけないでください。情報が出る時期や確認できる範囲には違いがあります。共有する裏付けが得られなければ、未確認として保留します。
日時や場所を断定する地震予知の投稿は、気象庁の地震予知の説明へ戻ります。気象庁は、時・場所・規模を精度よく限定する予測は難しく、一般に日時と場所を特定した予知情報はデマと考えられると説明しています。実際の防災情報や避難の呼びかけを無視する理由にはしません。
4. 裏付けがない情報は、共有を保留する
「本当か分からないけれど念のため」と転送すると、不確かな情報がほかの人にも届きます。家族へは、原文を貼り直すより「まだ確認できていないので、公式案内を確認する」と伝える方法があります。
自分が既に送ってしまった場合の作業例は、「先ほどの情報は裏付けを確認できていません。事実としての共有はいったん保留してください」と知らせることです。訂正が確認できたら、元の誤情報や個人情報を再掲せず、確認先と確かめられた内容を伝えます。
共有前の確認メモ
編集部独自の記録表です。全欄が埋まれば真実と認定できる表ではありません。
| 確認すること | 記録する内容 |
|---|---|
| 発信元 | 元の発表者・公式の確認先:__ |
| 日時 | 発表日時・出来事の日時:__ |
| 場所と対象 | 地域・施設・対象者・条件:__ |
| 原典と比較 | 原文URL・照合した別の情報:__ |
| 未確認事項 | 分からない部分・保留する内容:__ |
| 共有の扱い | 保留/確認先と条件を添えて共有:__ |
確認できた公式情報を送る場合も、日時・対象地域・条件が分かる形にし、見出しだけで違う意味にならないようにします。家族の住所や連絡先を入れたメモを、不特定多数に公開する必要はありません。
支援や寄付のリンクは、投稿から急いで開かない
熊本県警察は、災害に乗じた詐欺情報にも注意を促しています。添付資料では、不審なリンクや二次元コードから詐欺サイト等へ誘導されるおそれを示しています。熊本県警察の注意喚起
支援先の団体が実在するか、公式に案内されている方法かを、その団体等の公式サイトから確認しましょう。分からないリンクを家族へ転送して確認を頼む必要はありません。本稿は寄付先の選定や送金の手順を扱いません。
家族に合わせて決めること
子どもや高齢の家族にも、「間違えないで」と注意するだけでなく、迷ったときに確認できる相手と公式の入口を一緒に決めます。学校・職場・施設の案内は、その機関が指定する方法で確かめてください。
確認役は相談を手伝う役割です。その人の返答を待つために、目の前の危険や公式の呼びかけへの対応を遅らせる決まりにはしません。
注意すること
救助を求める投稿を一括して嘘と扱ったり、通報を禁止したりする記事ではありません。自分が危険に直面しているときの対応と、ネット上の情報を他人へ拡散する前の確認を混同しないでください。
投稿者を個人で追及したり、氏名・住所・車の番号などをさらしたりして、真偽を調べようとしないようにします。家族内での確認・訂正にも、必要のない個人情報を付けないでください。
公的情報の確認先
- 自治体・施設:地域の発表、開設や支援の条件、正式な連絡方法。
- 内閣府広報誌の総務省記事:発信元、時点、原典、比較の確認方法。
- 熊本県警察:災害時の偽・誤情報、不審な寄付リンク等の注意例。
- 気象庁:地震予知についての説明と防災情報。
2026年10月15日に確認した資料を基にしています。地域の現在の被害や救助状況は掲載していません。
よくある質問(FAQ)
Q1. 家族だけのグループなら、未確認でも送ってよいですか?
家族内でも、受け取った人がさらに転送する場合があります。未確認の原文を広めず、まず保留し、公式の確認先を伝える方法を家族で決めましょう。
Q2. 公式サイトに載っていなければ、デマですか?
それだけでは判定できません。「確認できていない」と「誤りと確認された」を分け、裏付けが得られない情報は共有を保留します。
まとめ
共有前に、発信元、日時・場所、原典、別の情報を確かめます。分からない点があれば、事実として送らず保留しましょう。家族への親切な気持ちを、確かめられた情報の共有につなげられます。
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- 気象庁の防災情報の見方:地域と情報の確認を練習する。
- 防災情報で不安になったときの確認手順:平時の検索を区切り、備えへ移る。
出典
全資料参照日:2026年10月15日。
- 総務省執筆・内閣府広報誌ぼうさい第109号「災害時におけるインターネット上の偽・誤情報について」:令和5年度掲載、ページ全体の日付明示なし。発信元・時点・原典・比較、安易な拡散の抑制。
- 熊本県警察「災害発生時におけるインターネット上の偽・誤情報に注意」:2026年7月31日更新。不確かな情報と詐欺情報の注意。
- 同県警「サイバーセキュリティニュース(添付PDF)」:PDF自体の日付明示なし。過去画像、救助情報、不審リンク・コード。画像の転載なし。
- 気象庁「地震予知について」:ページ全体の日付明示なし。特定日時・場所の予知情報、日頃の備え。
公開・更新情報
- 初回公開日:2026年10月15日。
- 最終更新日・公的情報確認日:2026年10月15日(原典確認・本文制作)。
- 制作:暮らしの防災手帖 編集部(AI制作補助)。専門家監修ではありません。
- 確認:主担当AIによる執筆後の別工程。
編集方針と確認方法
本記事は日本の公的機関の一次情報を優先し、執筆後に原典を再確認して主張、日付、適用範囲を照合しました。同一AIによる別工程の確認で、専門家監修ではありません。個々の建物の安全性や医療上の判断を代行しません。広告・商品紹介はありません。
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