このページは災害速報や現在進行中の避難情報を扱いません。災害時は、気象庁やお住まいの自治体などの公式情報を確認してください。
冒頭の要点
- ベランダ・庭の飛びやすい物は、風雨が強まる前に屋内へしまうか、適切な固定を確認します。
- 排水口と窓・雨戸を、手の届く範囲で点検します。屋根には登りません。
- 自分で扱えない物や設備の不具合は、平時に管理者・専門業者へ相談します。
今日やること
天候が穏やかな日に、ベランダや庭にある「風で飛びそうな物」を一つ見つけ、屋内の置き先と片付ける人を決めましょう。5〜15分は計画を作る目安です。片付け完了や安全を保証する時間ではありません。
今日は一つ、しまう物の置き先を決める。屋外の作業は風雨が強まる前に終えます。
この記事で分かること
台風前の点検で「外にある物を全部片付ける」と考えると、何から始めるか迷いますよね。場所をベランダ、庭・玄関周り、窓に分け、しまう物と相談が必要な箇所を順番に確認しましょう。
この記事は家の外回りの点検に絞っています。地域の災害リスクや家族の避難計画は、先に大雨・台風前の家庭チェックリストで確認してください。
まず確認すること:屋外作業をしてよい時期か
気象庁と政府広報は、家の外の対策を大雨や強風になる前に済ませるよう案内しています。[S1・S4]
この記事は平時と風雨が強まる前の点検用です。すでに雨や風が強い場合は、残った物を取りに出たり、排水口を掃除しに行ったりしません。自治体の避難情報がある場合は、点検より必要な避難・安全確保を優先します。この記事の作業を理由に避難を遅らせないでください。
準備・行動の手順
1. ベランダは、しまう物と排水口を確認する
鉢植え、物干し竿、ごみ箱など、飛びそうな物を見つけます。北区は、風が強くなる前に屋内へしまうか、飛ばされないよう固定することを案内しています。[S2]
- 小物や洗濯用品を屋内へしまう置き先を決める
- 自分で安全に扱える物を、風雨が強まる前に片付ける
- 排水口に落ち葉・ごみがたまっていないか確認する
- 足元から安全に手の届く範囲を掃除する
- 外れかけた部材や設備の不具合は管理者へ相談する
バルコニーの排水口の掃除も政府広報の対策に含まれています。[S1] 高所に身を乗り出す、手すりに登る、重量物を一人で動かす作業は行いません。物干し竿の取り外しなどが難しい場合も、無理に扱わず平時に管理者へ相談しましょう。
2. 庭・玄関周りは、飛びやすい物を整理する
鉢植えやごみ箱などの物は、移せる物と設備を分けて確認します。[S1・S2] 小さな物を屋内にしまう場合、家族が運ぶ経路と置き先を先に決めておくと進めやすくなります。
固定する場合の方法や強度は、物と設置場所によって違います。この記事では、ロープの結び方や重りの数を一律に指定しません。設備の取扱説明書、管理者や専門業者の案内を確認してください。
側溝や排水口に落ち葉・ごみがないかも、安全に見られる範囲で確認します。北区は側溝の上に物を置かないよう案内しています。[S2] 側溝の重いふたを開ける、増水した水路へ入るなどの作業へ広げないでください。
3. 窓・雨戸は、閉まることと不具合を確認する
窓と雨戸が閉まり、鍵を掛けられるかを平時に確かめます。雨戸のゆるみやがたつきは、高松市の点検項目です。[S3・S4]
- 窓・雨戸を閉めて鍵を掛けられる
- 動かしにくさ、外れかけ、がたつきなどがないか、無理をせず確認する
- 不具合があれば、管理者・専門業者への相談事項に記入する
- 室内のカーテン・ブラインドを使えることを確認する
政府広報は、室内の飛散対策として窓ガラスの飛散防止フィルムを挙げています。[S1] 必要な対策は窓の仕様と施工条件に合わせて相談してください。テープやフィルムを貼れば窓が割れない、という保証はできません。製品の効果や施工をこの記事だけで判断しません。
4. 自分で直さない場所を分けて記録する
屋根の点検のために屋根へ登らないでください。政府広報も、地上からの確認と専門業者への相談を案内しています。[S1]
アンテナ、外壁、高い雨どい、設備の固定や補強も、家庭での片付けとは分けましょう。安全な場所から気づいた不具合をメモし、管理者・専門業者へ相談します。異常が見えなかったことを、建物全体の安全確認済みとは考えません。
場所別の点検表
編集部が公的な点検項目を記入しやすく整理した表です。実際の施工方法や安全性能を決めるものではありません。
| 場所 | 確認すること | 物の置き先・相談内容 | 担当・実施日 |
|---|---|---|---|
| ベランダ | 鉢、洗濯用品、物干し竿など | ||
| ベランダ | 手の届く排水口の落ち葉・ごみ | ||
| ベランダ | 避難用の隔て板・ハッチ周辺、通路を物でふさいでいないか | ||
| 庭・玄関周り | 鉢、ごみ箱など飛びそうな物 | ||
| 庭・玄関周り | 側溝・排水口をふさいでいないか | ||
| 窓・雨戸 | 閉まること、鍵、がたつき | ||
| 相談事項 | 高所・設備・自分で扱えない物 |
「自分でできる/相談する/天候のため中止」を書き足して使ってください。未完了欄をなくすために危険な作業を続ける必要はありません。
地域・家族に合わせて調整するポイント
- 集合住宅:ベランダや設備の管理区分、物の置き方、点検・清掃の案内を管理者へ確認します。設備を勝手に取り外しません。
- ベランダの避難経路:避難用の隔て板(隣の住戸との仕切り)や避難ハッチの周辺、通路を物でふさがず、経路を管理者へ確認します。片付けた物の置き先にも注意しましょう。吹田市の共同住宅の注意
- 賃貸住宅:雨戸や窓の不具合、固定・施工は管理者へ相談します。
- 子どもがいる家庭:子どもには物の一覧や屋内の置き先を一緒に確認してもらい、物干し竿や高所の作業を任せません。
- 高齢者、障害や持病のある人:運搬や掃除を無理に担当せず、平時に家族・管理者等へ相談します。
- 庭がない家庭:ベランダ、玄関、窓など自宅にある箇所だけ使います。
注意すること
点検の目的は、風雨前にできる備えと、相談が必要な箇所を見つけることです。屋根に登る、はしごで高所へ上がる、窓の外に身を乗り出す、ガス設備や電気設備を分解する作業は行いません。
強風が始まった後の行動は、暴風時の家族の行動で確認します。家の点検を終えていても、洪水・土砂・高潮への備えと必要な避難は別に確認してください。
公的情報の確認先
- 宮古島地方気象台「台風への備え」:作業を終える時期と基本の準備。
- 政府広報の家周りの強風対策:コラムの窓・排水口・格納、屋根に登らない注意。
- お住まいの自治体と住宅の管理者:地域の避難計画、管理する設備、清掃や補修の相談先。
自治体固有の貸出や助成、避難所運用は全国共通ではありません。対象地域と公開・更新日を確認します。
よくある質問(FAQ)
風が強くなってから物干し竿をしまってもよいですか?
屋外対策は風雨が強まる前に済ませます。忘れた物を取りに外へ出るより、必要な安全確保を優先してください。[S4]
雨どいの掃除も自分で行いますか?
手の届く範囲の確認に限ります。高所にある雨どいや屋根は家庭の片付けから分け、管理者・専門業者へ相談しましょう。屋根には登りません。[S1]
物を固定する方法を一つ決めれば十分ですか?
対象物や設置場所によって異なります。屋内へしまえる物の置き先を先に決め、設備の固定は管理者・製品情報・専門業者へ確認します。[S1・S2]
まとめ
- ベランダ・庭・窓を順番に見て、しまう物の置き先を決めます。
- 排水口と戸締まりは手の届く範囲で確認し、高所・設備は相談します。
- 風雨が強まる前に作業を終え、必要な避難を遅らせません。
関連記事
- 大雨・台風前の家庭チェックリスト:避難・備蓄を含む家庭全体の準備。
- 暴風時の家族の行動:風が強まった後の屋内行動。
出典
- S1 発行元:内閣府政府広報室(取材協力:国土交通省)
- ページ名:あなたの家の瓦は大丈夫?新築住宅の瓦屋根の強風対策が義務化!
- 公開・更新日:2026-06-19
- 参照日:2026-10-12
- 支える主張:コラム:風雨前の窓・雨戸、バルコニー排水口清掃、飛びやすい物の格納、屋根に登らない。一般的備えに限定。建築法令・助成の説明は記事に採用しない。
- S2 発行元:東京都北区
- ページ名:台風(風水害)への備え
- 公開・更新日:2026-10-01
- 参照日:2026-10-12
- 支える主張:風が強くなる前の物干し竿、鉢植え、ごみ箱等の格納・固定、排水口清掃、窓戸締まり。北区の避難所・制度は全国へ一般化しない。
- S3 発行元:高松市
- ページ名:早めに対応しておこう
- 公開・更新日:2018-03-01
- 参照日:2026-10-12
- 支える主張:雨戸のがたつき、排水口、ベランダ、鉢・物干し竿の点検。ロウソク・目張り・高所DIYの手順は採用しない。
- S4 発行元:気象庁 宮古島地方気象台
- ページ名:台風への備え
- 公開・更新日:表示なし
- 参照日:2026-10-12
- 支える主張:屋外対策を大雨・強風前に済ませる、窓や雨戸の鍵、格納。
- 補足出典S5:吹田市「よくある質問 マンション内で火事が発生し、玄関側に避難できない場合はどうしたらいいですか。」 https://www.city.suita.osaka.jp/1000123/1017372/1017375/1017376/1007367.html 、2026-04-01更新、2026-10-12参照。ベランダの避難経路を物でふさがない一般的注意だけ採用し、火災時の避難手順には転用しない。
公開・更新情報
- 初回公開日:2026年10月15日。
- 最終更新日:2026年10月15日(公開前再確認)。
- 公的情報の最終確認日:2026-10-12
- 更新内容:初稿作成
- 著者・制作主体:暮らしの防災手帖 編集部(AI制作補助、専門家監修なし)
- ファクトチェック担当:別担当の原典照合済み
- 編集方針・情報源とファクトチェック:公開時に実URLを照合して設定
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