このページは現在の停電区域や復旧見込みを案内するページではありません。発生時は地域の一般送配電事業者、自治体などの公式情報を確認してください。
冒頭の要点
- 平時は、照明、情報・連絡、暑さ寒さ、家族固有の電源を分けて備えます。
- 停電したら、火気や損傷を確認し、切れた電線には近づかず、公式の停電情報を確認します。
- 携帯発電機は屋内・車内・テント内で使いません。復旧時は家電の損傷や異臭を確認してから使います。
今日やること
夜、照明を消した状態で、家族全員が懐中電灯を手に取れるか確かめましょう。暗い中で分電盤を探し回らないよう、位置と操作方法も明るい時間に確認します。
停電対策の最初の一歩は、暗闇で安全に動ける照明と、公式情報を受け取る手段です。
平時に備える5つの柱
1. 明かり
懐中電灯やランタンを、寝室、居間、玄関など手を伸ばせる場所へ分けて置きます。電池や充電状態を定期的に確認します。火災の危険を避けるため、ろうそくを主な照明にしない備えが安心です。
2. 情報と連絡
スマートフォンだけに頼らず、乾電池式ラジオなど複数の手段を考えます。地域の一般送配電事業者の停電情報ページと、自治体の防災情報を家族の端末へ登録します。
3. 暑さ・寒さ
真夏は冷房、真冬は暖房が止まる前提で、移動できる安全な場所、衣類、寝具、水分を考えます。クーリングシェルターは開放条件・時間が自治体で異なるため、平時に確認してください。
4. 水・トイレ・調理
集合住宅では、停電でポンプ、オートロック、エレベーター等が止まり、断水を伴う場合があります。飲料水、携帯トイレ、火を使わず食べられる食品も一緒に備えます。
5. 家族固有の電源
在宅医療機器、薬の保冷、乳幼児のミルク、介助機器などを確認します。在宅医療機器は、必要な電源容量、バッテリー時間、充電方法、停電時の連絡先、一時的な受入先を、医療機関と機器事業者へ事前に相談してください。
停電した直後の基本行動
1. まず火と周囲の安全を確認する
調理器具や暖房器具を使っていたら、安全に操作できる範囲で電源・火を止めます。地震、浸水、焦げた臭い、火花、配線損傷があるときは、むやみに分電盤や機器へ触れません。
屋外で切れた電線や倒れた電柱を見つけても、近づいたり触れたりせず、地域の一般送配電事業者へ連絡します。
2. 停電の範囲と公式情報を確認する
自宅だけか、近所も消えているかを安全な場所から確認します。一般送配電事業者の停電情報と自治体情報を見ます。ブレーカーが落ちた原因が分からない、戻しても再び切れる、焦げや破損がある場合は、繰り返し操作せず電気工事業者や一般送配電事業者へ相談します。
3. 復旧時に動く機器を止める
電気ストーブ、アイロン、ドライヤー、調理器具など、発熱する機器のスイッチを切り、安全に抜ける場合はプラグを抜きます。回転する工具なども不意に動き出さない状態にします。
避難で家を離れるときは、安全と時間に余裕がある場合にブレーカーを切ります。危険な場所へ戻ってまで操作せず、在宅医療機器がある家庭は事前の個別計画に従います。
停電が長引くとき
暑さ・寒さを我慢しすぎない
真夏に室温を下げられないときは、風通し、衣服、水分、体を冷やす手段を使い、冷房が使える安全な場所への移動を検討します。高齢者、乳幼児、持病のある人は早めに自治体や医療機関へ相談します。クーリングシェルターは自治体の開放状況を確認してください。
冬は重ね着と寝具で保温します。屋内で木炭、練炭、携帯発電機などを使って暖を取ってはいけません。一酸化炭素は見えず、においでも気づけません。
冷蔵庫は開閉を減らす
冷蔵庫・冷凍庫の扉は必要以上に開けません。停電が長引き、食品の適切な保存温度を保てなかった場合は食べないでください。見た目やにおいだけで安全と判断しません。
携帯発電機は屋内で使わない
携帯発電機は、屋内、車内、テント内など排気がこもる場所で絶対に使いません。屋外でも窓や扉などの開口部から離し、排気が室内へ入らない、十分に換気された場所で取扱説明書に従います。雨や感電、燃料の取扱いにも注意が必要です。
電気が復旧したとき
すぐ全ての家電を動かさず、次を確認します。
- 電源コードやプラグに傷、変形、焦げがない
- 家電が転倒・浸水していない
- 周囲に燃えやすい物が接触していない
- 異臭、異音、煙、火花がない
損傷や浸水が疑われる機器には通電せず、メーカー、販売店、電気工事業者へ相談します。異常を感じたら使用を止め、必要に応じてブレーカーを切り、火災なら119番へ連絡します。
家庭別の調整ポイント
- 在宅医療機器:機器ごとの電源計画を医療機関・事業者と作る。記事だけで操作を判断しない。
- 乳幼児・高齢者:体温調整と水分、暗所での転倒を優先して確認する。
- 集合住宅:給水ポンプ、エレベーター、オートロック、機械式駐車場の停止条件を管理者へ確認する。
- ペット:温度管理が必要な動物の移動先と電源を平時に決める。車内に残さない。
- 外国語支援が必要:自治体・送配電事業者の多言語情報や、連絡を助ける人を確認する。
やってはいけないこと
- 切れた電線へ近づく、触る。
- 発電機を屋内、車内、テント内で運転する。
- 焦げ、破損、浸水がある機器へ通電する。
- 原因不明で落ちるブレーカーを何度も戻す。
- 保存温度を保てなかった食品を、においだけで判断して食べる。
- 暑さ寒さや医療機器の電源不足を、限界まで我慢する。
公的情報の確認先
- 地域の一般送配電事業者:停電範囲、復旧情報、電線・設備の異常
- 自治体:避難所、充電・給水支援、クーリングシェルター等の開設
- 資源エネルギー庁・経済産業省:停電・製品事故・通電火災
- 医療機関・機器事業者:在宅医療機器の個別対応
FAQ
停電したらブレーカーをすぐ切りますか?
状況によります。地震や浸水で配線損傷が疑われる、または避難で家を離れる場合は通電火災対策になりますが、安全に操作できることが前提です。医療機器がある家庭は個別計画に従ってください。
発電機は換気すれば室内で使えますか?
使えません。屋内、車内、テント内では使用しないでください。屋外でも排気が室内へ入らない場所で、取扱説明書に従います。
復旧したら冷蔵庫の食品は食べられますか?
停電時間、庫内温度、食品の種類で異なります。適切な保存温度を保てなかった要冷蔵・要冷凍食品は、見た目やにおいだけで判断せず処分します。
まとめ
- 平時は照明・情報・温度・生活・家族固有の電源を分けて準備します。
- 停電中は電線、発電機、発熱家電、暑さ寒さに注意します。
- 復旧時は家電の損傷と周囲を確認し、異常があれば通電しません。
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出典
- 資源エネルギー庁「あらためて学ぶ、『停電』の時にすべきこと・すべきでないこと」https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/teiden_info.html(参照日:2026年10月8日)
- 経済産業省「携帯発電機の一酸化炭素中毒・復電時火災への注意」https://www.meti.go.jp/english/press/2023/0829_001.html(参照日:2026年10月8日)
- 総務省消防庁「感震ブレーカー」https://www.fdma.go.jp/relocation/html/life/yobou_contents/earthquake-sensitive_breaker/(参照日:2026年10月8日)
- 農林水産省「停電や断水、大雨による浸水に遭われた地域の皆様へ」https://www.maff.go.jp/j/fs/foodpois_flooding.html(参照日:2026年10月8日)
- 環境省「熱中症予防情報サイト 普及啓発資料」https://www.wbgt.env.go.jp/heatillness_pr.php(参照日:2026年10月8日)
- 厚生労働省「在宅医療機器使用者の停電対応に関する注意喚起」https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002doat-att/2r9852000002dodt.pdf(参照日:2026年10月8日)

