子どもと歩く避難経路|家族防災訓練の進め方

親子が晴天の日中に避難経路を歩き、分岐や段差を確認する様子 避難計画・家族の連絡

このページは現在進行中の避難判断を扱いません。実際の災害時は、自治体・気象庁等の最新情報と目の前の安全を優先してください。

冒頭の要点

  • 先にハザードマップで災害に合う避難先と経路候補を選び、晴天の日中に歩きます。
  • 大人の速さではなく、子どもの歩幅、坂・段差、抱っこや荷物を含む実際の条件で確認します。
  • 最短の道に決めつけず、危険箇所と代替経路を記録します。

今日やること

自宅から最初の分岐点まで、子どもと普段の速さで歩きましょう。横断歩道、塀、側溝、坂など気になる場所を一つメモすれば完了です。

訓練前に地図で候補を選ぶ

最初に、自治体のハザードマップで、自宅・学校・園周辺の災害リスクと、災害種別に対応する指定緊急避難場所を確認します。近い学校や公園が、洪水、土砂災害、津波、地震のすべてに適するとは限りません。

ハザードマップの見方と安全な避難経路の決め方で、第一候補と代替候補を決めてから歩きます。

子どもと歩く6つの手順

1. 安全な日時と短い区間を選ぶ

晴天・日中・交通が比較的少ない時間に行います。大雨、強風、雷、猛暑、積雪、災害発生中は訓練しません。乳幼児は、最初から全経路を歩かず、分岐点や危険箇所までの短い区間で構いません。

2. 普段の履物・移動方法で歩く

子どもの普段の靴で、抱っこひも、ベビーカー、車いす等も実際に使います。使用方法と道路状況を安全に確認できる場合だけ行い、交通の妨げになる試し方はしません。

3. 子どもの速さで時間を測る

標準時間を当てはめず、その子の歩幅、坂・階段、信号待ち、きょうだい、荷物、休憩を含めて測ります。一度の時間を保証値にせず、成長や季節に応じて見直します。

4. 危険箇所を子どもの目線で見る

  • ブロック塀、古い建物、看板、ガラス
  • 川・水路・橋、崖・急斜面、低い土地
  • 蓋のない側溝、狭い歩道、交通量の多い交差点
  • 夜に暗くなる場所、冠水すると分かりにくい段差
  • ベビーカー等が通れない階段・狭さ

子どもには「危ない場所を当てさせる」のではなく、大人が理由を短く説明します。

5. 代替経路と途中の安全候補を確認する

工事、倒木、浸水、火災等で第一経路を通れない場合を考えます。遠回りでも危険を避ける経路や、途中で無理だと感じた場合の安全確保候補を自治体情報と照合します。

6. 帰宅後に一枚へ記録する

避難先、経路、所要時間、危険箇所、代替経路、子どもの困りごとを書きます。わが家の避難計画へ反映し、家族全員で共有します。

年齢・家族に合わせる

  • 乳幼児:抱っこ・ベビーカーの切替場所、保護者の両手が使えるかを確認する。
  • 小学生:勝手に一人で避難先へ向かわせず、学校の待機・引渡しルールと家庭の約束をそろえる。
  • 中高生:通学先や習い事先からの行動、連絡できない場合の規則を本人と確認する。
  • きょうだい:誰が誰を担当するかを決めるが、子どもだけに幼いきょうだいの安全責任を負わせない。
  • 障害・持病:疲労、感覚過敏、服薬、補助具、休憩、支援者を含めて計画する。

注意すること

  • 訓練のために車道、私有地、崖、増水した川等へ入らない。
  • 子どもを怖がらせたり、競争させたりしない。
  • 夜間確認は大人だけで安全に行うか、地域訓練等を活用する。
  • 実際の災害時に予定経路へ固執しない。目の前の危険と公式情報で行動を変える。
  • 学校・園へ迎えに行く条件は施設の公式ルールを確認する。

FAQ

何分で歩ければ合格ですか?

全国共通の合格時間はありません。その子と家族の条件で実測し、余裕、休憩、悪条件を考えて計画を見直します。

雨の日にも歩くべきですか?

危険な天候では訓練しません。雨天時の見え方や水の流れは、大人が安全な範囲で確認し、自治体の地図や地域訓練を活用します。

まとめ

  • 災害別の地図で候補を選び、安全な日に子どもの条件で歩きます。
  • 所要時間より、危険箇所、歩きにくさ、代替経路を重視します。
  • 記録を家族計画と学校・園のルールへ反映します。

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出典

  • 内閣府「津波からすぐに逃げよう!」https://www.bousai.go.jp/kyoiku/poster/tsunami.html (更新日不明、参照日2026-10-08):家族で経路決定・訓練
  • 国土交通省「防災教育ポータルサイト」https://www.mlit.go.jp/river/bousai/education/teacher.html (更新日不明、参照日2026-10-08):危険箇所と安全な経路
  • 国土交通省「高潮から身を守る」https://www.mlit.go.jp/river/kaigan/main/kaigandukuri/takashiobousai/05/index.html (更新日不明、参照日2026-10-08):実際に歩く確認
  • 総務省消防庁「家庭の防災会議」https://www.fdma.go.jp/publication/database/jishin2jishin/post8.html (更新日不明、参照日2026-10-08):幼児等の担当、避難路、家族の役割
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