いま、呼びかけへの反応がおかしい・意識がない・けいれんがある・自分で水が飲めない・強いだるさで動けない人がいる場合は、ためらわず119番で救急車を呼んでください。記事を読み終えるのを待たないでください。 消防庁の救急要請の案内
このページは、平時に家族で確認するための基本行動を整理しています。災害速報や個別の診断・治療を行うものではありません。対応中は、119番の通信指令員や救急隊の指示に従ってください。
冒頭の要点
- 反応がおかしい、飲めない、動けないなどの状態では、先に119番へ。救急車を待つ間も応急処置を行います。
- 涼しい場所を確保し、衣服をゆるめて体を冷やします。反応の悪い人へ無理に飲ませてはいけません。
- 応急処置をしても症状が改善しなければ、すぐに医療機関を受診します。重い症状が出たら119番を優先します。
今日やること:平時に冷却用品と住所を確認する
タオル、うちわ、冷却に使える物の置き場所と、自宅の住所を家族で確認します。救急車を呼ぶときに伝えられるよう、建物名や部屋番号も手元へ残しておきましょう。
不調が起きている最中は、準備やメモより通報と応急処置を優先します。
この記事で分かること
家族の熱中症を疑ったとき、119番を呼ぶ目安と冷却、飲水の注意、受診へつなぐ手順を確認できます。暑い日の行き先や見守り計画は、猛暑・停電に備える熱中症対策で準備できます。
まず確認すること:病名の確定を待たずに対応する
暑い環境にいるときや、その後に、めまい、頭痛、吐き気、だるさなどが出た場合は、熱中症の可能性があります。症状だけで病名や重症度を家庭で決めず、応急処置と医療・救急への連絡につなげましょう。環境省の応急処置の説明・冊子13〜14ページ
体温を測ったり、熱中症と断定したりしてからでないと通報できない、ということではありません。明らかな異常があるときは、その状態を119番へ伝えてください。
対応の手順
1. 反応を確認し、救急が必要な状態なら119番へ
近づく前に周囲の安全を確認し、呼びかけて普段どおりに応えるか確認します。返事や会話がおかしい、意識がない、けいれんがある、自分で水が飲めない、強いだるさで動けない場合は、ためらわず救急車を呼びます。消防庁の熱中症資料
周囲に人がいれば、119番への通報と応急処置を分担してください。通報では「熱中症かもしれない」ということに加え、場所、反応、呼吸、起きている症状を伝えます。分からないことは、分からないと答えて構いません。
反応がなく、普段どおりの呼吸がない、または呼吸があるか分からない場合は、119番通報とAEDの手配を行い、胸骨圧迫を始めてください。 一人ならまず119番へ通報し、通信指令員の指示に従います。体を冷やすだけで待たないでください。消防庁の応急手当WEB講習・解説
胸骨圧迫は、胸を繰り返し押して血液の循環を助ける処置です。AEDは音声案内に従って使用します。詳しい手技や子ども・乳児への対応は、消防庁の心肺蘇生の講習と地域の救命講習で平時に確認しておきましょう。
2. 涼しい場所を確保し、体を冷やす
冷房の効いた室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所で衣服をゆるめ、体を冷やします。冷たいタオルや氷のうなどで、首の周り、脇の下、足の付け根を冷やしてください。厚生労働省の応急処置
救急車を呼んだ後も、到着まで応急処置を続けます。安全に移動できるか分からない場合や、倒れている人の動かし方に迷う場合は、119番の指示を受けてください。遠くの施設を探して歩かせるために通報や冷却を遅らせないようにします。
3. 自分で飲める状態かを確認し、無理に飲ませない
意識と反応がしっかりしていて、自分で飲める人には、経口補水液などを補給します。経口補水液は、水分や塩分の補給に用いる飲料です。一度に大量に飲むとナトリウムの過剰摂取になる可能性があるため、無理に大量に飲ませないでください。厚生労働省の水分補給の注意
呼びかけへの反応が悪い人へ、無理に水を飲ませてはいけません。 飲めない人には119番で救急車を呼び、指示を受けながら対応します。環境再生保全機構の応急処置の案内、厚生労働省の救急要請の案内
腎臓や心臓などの病気で、水分摂取について医師の指示がある場合は、その指示に従います。本稿では、体格や病気に応じた飲水量を決めません。
4. 症状が改善しなければ、すぐに医療機関へ
涼しい場所で冷却や補水を行っても症状が改善しないときは、すぐに医療機関を受診してください。待つ時間を家庭で一律に決めないようにします。途中で反応がおかしくなる、飲めなくなる、動けなくなるなどの状態になった場合は、119番を優先します。環境省の応急処置・冊子13ページ
症状がよくなった場合も、そのまま安静にして十分に休みます。「少しよくなったから作業や運動へ戻る」と決めず、心配が残る場合は医療機関へ相談してください。
救急・医療へ伝える情報を整理する
発見したときの様子や、行った処置の経過を伝えられると役立ちます。環境再生保全機構も、対応した時刻と内容の記録を勧めています。状況・経過の記録の案内
次は編集部の記録例です。記入が済むまで通報を待つ表ではありません。対応を優先し、別の人が記録するか、後から分かる範囲を補います。
| 伝えること | 記録欄 |
|---|---|
| 現在いる場所 | 住所・建物名・部屋番号:__ |
| 発見したときの状況 | 時刻・場所・何をしていたか:__ |
| 反応・呼吸・症状 | 確認できたこと:__ |
| 通報と行った処置 | 時刻・冷却など:__ |
| 症状の変化 | 良くなった点・悪くなった点:__ |
情報がそろわなくても通報してください。記録には個人の健康情報が含まれるため、救急・医療と必要な家族内で共有し、公開SNSなどへ載せません。
地域・家族に合わせて調整するポイント
子どもや、自分から不調を伝えにくい人の様子も、大人が確認します。水分摂取や持病に関する普段の指示があれば、医療・救急へ伝えられるよう準備してください。
救急相談窓口や夜間の医療機関は地域で運用が異なります。平時に自治体・消防の公式案内を確認しましょう。ただし、上記の救急要請の目安に当てはまるときは、相談窓口の番号を探すために119番を遅らせないでください。
注意すること
- 返事がおかしい人や飲めない人に、無理に飲ませない。
- 体温や汗の量だけで「熱中症ではない」「軽い」と決めない。
- 記録や冷却用品探しで通報を遅らせない。
- 普段どおりの呼吸がない場合に、冷却だけで救急車を待たない。
症状が熱中症によるものか、どの医療処置が必要かは、この記事では判断できません。救急・医療の指示を受けて対応します。
公的情報の確認先
- 厚生労働省の熱中症の応急処置:冷却、飲水の注意、救急要請。
- 環境省の熱中症環境保健マニュアル総論:冊子13〜14ページの応急処置。
- 消防庁の心肺蘇生WEB講習:平時に学ぶ心肺蘇生・AED。
よくある質問(FAQ)
Q1. 意識はありますが、自分で水が飲めません。
自分で飲めない場合は、厚生労働省・消防庁が救急車の要請を案内しています。119番へ通報し、無理に飲ませず、指示を受けてください。
Q2. 冷やして少しよくなれば、運動へ戻ってよいですか?
改善した後も、そのまま安静にして十分に休みます。この記事だけで運動や作業への復帰を判断しないでください。症状が改善しない場合は、すぐに医療機関を受診します。
まとめ
救急要請の目安を先に確認し、必要なら119番へ連絡します。涼しい場所で体を冷やし、無理な飲水を避け、改善しない不調は医療機関へつなげましょう。
関連記事
- 猛暑・停電に備える熱中症対策:体調不良が起こる前の行き先と見守りを決める。
出典
全資料参照日:2026年10月13日。
- 厚生労働省「熱中症が疑われる人を見かけたら応急処置」。公開・更新日表示なし。冷却部位、自力飲水不能・意識なしの救急要請、補水と医師の指示。
- 環境省「熱中症環境保健マニュアル〜総論〜」。2025年7月版。冊子13〜14ページの症状、冷却、受診、休息。飲水不能の救急要請は厚労省・消防庁の明示的な案内を採用。
- 環境再生保全機構「熱中症の応急処置のフローチャート」。ページ公開・更新日表示なし。2025年7月版等を基にした案内。反応不良時の飲水禁止、経過記録。本稿の表は編集部が独自に整理し、同機構の図や動画は複製していません。
- 総務省消防庁「熱中症予防啓発資料」。PDF発行日表示なし、2025年6月通知配下に掲載。旧統計を含む資料のうち、119番と救急要請の状態のみ参照。温度基準・統計・受診不要判定は使用していません。
- 総務省消防庁「応急手当WEB講習・普通救命講習の確認問題」。公開・更新日表示なし。設問ではなく解説の119番・AED・呼吸確認・胸骨圧迫を参照。
- 総務省消防庁「一般市民向け応急手当WEB講習・心肺蘇生」。公開・更新日表示なし。心肺蘇生と年齢別の公的学習入口。
公開・更新情報
- 初回公開日:2026年10月15日。
- 最終更新日:2026年10月15日(公開前再確認)。
- 制作:暮らしの防災手帖 編集部(AI制作補助)。専門家監修ではありません。
- 確認:主担当AIによる執筆後の別工程。独立した別担当検証ではありません。
編集方針と確認方法
公的機関の一次情報を優先し、執筆後に原典を別工程で照合しています。AIによる制作・確認で、専門家監修ではありません。広告・商品紹介はありません。個別の医療・建築・安全性の判断は関係機関へご相談ください。
訂正のご連絡はお問い合わせ・訂正依頼へお願いします。

