このページは災害速報や現在進行中の避難情報を扱いません。災害時は身の安全を優先し、自治体・気象庁・利用する通信事業者の公式情報を確認してください。
冒頭の要点
- 電話がつながらない場合に備え、家族が使える別の連絡手段を決めます。
- 171やweb171では、伝言の登録・確認に使う電話番号を家族で共有します。
- 集合場所だけでなく、学校・園などの待機や引き渡しのルールも確認し、一枚のメモにまとめます。
今日やること
「電話がつながらなかったら、次はどこを確認する?」と家族に聞いてみましょう。まずは5~15分で、紙に最初の連絡手段、使えない場合の手段、伝言の登録・確認に使う電話番号を書きます。
全部を一度に決めなくても大丈夫です。今日は連絡方法と番号をそろえ、学校や自治体へ確認が必要な項目には印を付けておきましょう。
この記事で分かること
家族が学校や職場などに離れている時間に備え、何を伝え、どの手段で確認し、どのように共有するかを整理できます。後半の記入表を、家庭用の連絡メモとして書き写して使ってください。
まず確認すること
安否の連絡より、まず自分の身の安全を確保します。 消防庁も、安全が確保できてから家族の安否を確認するよう案内しています。家族との連絡方法の確認(消防庁)
連絡がないだけで、家族の状況は判断できません。連絡や集合のための移動を急ぐのではなく、その場の安全と自治体・施設の案内を優先することを、平時に共有しておきます。
準備・行動の手順
1. 使える連絡手段と、使えない場合の順番を決める
普段のメッセージに加えて、声や文字を残して後から確認できる手段を知っておきましょう。以下は候補です。どの家庭も同じ順番で使う必要はありません。
| 手段 | できること・事前に確認すること |
|---|---|
| 普段の電話・メッセージ | 家族全員が使える方法を選びます。通信状況によって届かない場合も考えます。 |
| 災害用伝言ダイヤル171 | 電話で声の伝言を録音・再生します。提供条件と利用できる電話を公式案内で確認します。 |
| 災害用伝言板web171 | インターネットで文字の伝言を登録・確認します。使う端末で操作を確かめます。 |
| 契約事業者の災害用伝言板 | 提供の有無、登録できる契約、確認方法を、その事業者の公式サイトで確認します。 |
| 親族・知人への連絡 | 中継をお願いする場合は、相手の同意と家族全員の連絡先共有を確認します。 |
「普段の家族メッセージが使えなければ、決めた番号の伝言を確認する」など、家庭で無理なく使える順番を書きます。連絡先を増やすだけでなく、誰が登録し、誰がどこを見るかまで話すと、メモを使いやすくなります。
2. 171・web171で使う電話番号をそろえる
171は声、web171はインターネットを使った文字の伝言が基本です。どちらも、伝言を登録・確認する電話番号を家族でそろえておきます。これは、伝言を探すための手がかりとなる番号です。
171では「171」に電話し、音声案内に従って操作します。その後に使う家族の電話番号もメモしてください。固定電話の番号は市外局番から記します。登録できる番号や提供条件は、利用時の公式案内を確認します。171の利用方法・提供のしくみ
web171では、電話番号を手がかりに伝言を登録・確認します。web171の公式案内を家族の端末で開き、使い方を確かめておきましょう。事業者の携帯電話向け伝言板とは別のサービスです。
利用できる通信手段や提供状況は変わります。171・web171がいつでも同じ条件で使えるとは考えず、家族に合う代替手段も残します。

3. 伝言に残す項目を決める
伝言は、短くても家族が状況をつかめる形にそろえます。NTT東日本の公式パンフレットでは、名前、いる場所、一緒にいる人、けがや体調、次の連絡予定を伝える例が示されています。
家庭のメモには、次の欄を作っておくと使いやすくなります。
- 名前:
- いる場所:
- 一緒にいる人:
- 無事か、けがや体調で伝えること:
- 次の連絡予定:
これは記入項目の例です。実際の録音時間や文字数はサービスの案内に従い、伝える必要のある内容を簡潔にまとめてください。
4. 集合場所と施設のルールを確認する
集合場所は、自治体の災害リスク情報や避難先の案内を確認して候補を考えます。広い場所では、施設名だけでなく、どの地点を候補にするかも話し合います。災害時の連絡方法や避難場所の確認(消防庁)
ただし、決めた場所へ必ず向かう、という約束にはしません。 災害の種類や施設の開設状況によって、使えない場合があります。危険な場所へ戻ることや、無理に移動することを前提にしないでください。
子どもがいる家庭は、学校・園の配布資料や公式連絡手段で、待機場所、引き渡し条件、迎えに行く人を確認します。職場や福祉施設のルールもそれぞれ確認し、家庭の集合ルールと食い違いがないか見直します。

5. 家族ルールを一枚にまとめる
下の表を紙に書き写し、家庭に必要な欄を埋めます。決まっていない欄は「誰が、どこへ確認するか」を書いておきましょう。これは編集部が作成した家庭用の整理例です。
| メモする項目 | わが家で書く内容 |
|---|---|
| 最初の連絡手段 | アプリ名や電話など、家族が使う方法 |
| 使えない場合の手段 | 次に確認する伝言サービスなど |
| 登録・確認に使う電話番号 | 家族で決めた番号。固定電話は市外局番から |
| 伝言に残す項目 | 名前・場所・同行者・体調・次の連絡予定 |
| 連絡を中継する人 | 同意を得た相手の名前と連絡先 |
| 集合場所の候補と条件 | 災害の種類、使えない場合、自治体の確認先 |
| 学校・園・職場等のルール | 連絡手段、待機・引き渡し、担当する人 |
| 見直しの記録 | 確認日、次に確認する項目 |
家族が同じ内容を見られるように、紙の控えを持ち歩く方法も考えます。スマホだけに保存する場合は、電池切れや端末を使えない場面も話し合っておきましょう。
電話番号や居場所のメモを、外から見える掲示や、誰でも開けるオンライン文書へ載せないようにします。
6. 体験利用日に「登録」と「確認」を試す
NTT東日本は、171とweb171の体験利用日として毎月1日・15日などを案内しています。ほかの体験日、時間帯、提供条件は171の体験利用案内とweb171の体験利用案内で確認してください。災害発生時には体験利用ができない場合があります。
家族で練習するなら、次の順に試しましょう。
- 公式案内で体験利用できる日と条件を確認する。
- 家族で共有した番号を使い、練習であることが分かる短い伝言を登録する。
- 別の家族がその番号で伝言を確認する。
- 迷った操作や使えなかった手段をメモし、連絡ルールを直す。
登録するだけでなく、相手が見つけられたかまで確かめるのが、この練習の完了目安です。練習に不要な詳しい居場所や病歴などは入れず、公開範囲にも気を配ります。
通話料は利用する通信事業者へ確認してください。web171もインターネット接続費用などは別途必要です。「体験だからすべて無料」とは考えず、公式の条件を確認します。
地域・家族に合わせて調整するポイント
- 子ども:端末を持っていない時間も考え、学校・園の連絡と引き渡しルールを中心にします。
- 高齢者や障害のある人:本人が扱える端末、声・文字の使いやすさ、操作を支援する人を一緒に確認します。
- 日本語での確認に支援が必要な人:伝える内容を分かる言葉で共有し、施設へ確認する人を決めます。
- 進学・転職・引っ越しがあった家庭:番号や連絡先だけでなく、施設ルールと集合候補も見直します。
家族構成や暮らしが変わったら、メモを配った相手にも更新を知らせましょう。
注意すること
- 連絡手段は複数考えますが、どの方法も利用や到達が保証されるものではありません。
- 連絡がつかないことだけを理由に、危険な移動や帰宅を急ぐ計画にはしません。
- けがや体調を伝えることと、医療上の判断は別です。このメモで診断や避難判断を決めません。
- 電話番号・所在・体調などの情報は、必要な相手と範囲を考えて共有します。
公的情報・サービスの確認先
自治体の公式サイトでは「防災」「避難場所」、学校・園では災害時の連絡・引き渡し案内を探します。見つからなければ、平時に担当窓口へ確認してください。
安否確認の基本は消防庁、171・web171の操作と体験利用は提供元のNTT、携帯電話からの条件は契約する通信事業者で確認します。対象地域、対象サービス、公開・更新日を確認して利用しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. スマホの家族グループがあれば十分ですか?
使い慣れた手段は役立ちますが、それが使えない場合の連絡先も決めます。伝言サービス、家族で同意した中継先、紙のメモを組み合わせて考えてください。
Q2. 171・web171で使う番号は、家族で同じにするのですか?
家族がどの番号の伝言を登録・確認するかをそろえておくことが大切です。使える番号や操作は公式案内で確認し、体験利用で相手が伝言を見つけられるか試しましょう。
Q3. 集合場所は近くの学校でよいですか?
学校ならどの災害でも使えるとは限りません。自治体の指定、想定する災害、施設の開設・待機・引き渡し条件を確認して候補を考えます。
まとめ
- 連絡手段と、使えない場合の確認先を家族で決めます。
- 伝言に使う番号と伝える項目を、一枚のメモにそろえます。
- 集合の条件と施設ルールを確認し、体験利用で登録・確認まで試します。
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出典
総務省消防庁「家族との連絡方法の確認」
- 公開・更新日:明示を確認できず
- 参照日:2026年9月9日
- 支える主張:安全確保後の安否確認、平時に確認手段を考える
総務省消防庁「災害時の連絡方法や避難場所の確認」
- 公開・更新日:明示を確認できず
- 参照日:2026年9月9日
- 支える主張:連絡方法・避難先・具体的な集合地点の事前確認
NTT東日本「災害用伝言ダイヤル(171)概要とご提供のしくみ」
- 公開・更新日:明示を確認できず
- 参照日:2026年9月9日
- 支える主張:171の提供条件、利用番号、固定番号の市外局番、料金の条件
NTT東日本「災害用伝言ダイヤル(171)ご利用方法」
- 公開・更新日:明示を確認できず
- 参照日:2026年9月9日
- 支える主張:ガイダンスに従うこと、登録・確認に使う番号を家族で決める
NTT東日本「災害用伝言板(web171)概要とご提供のしくみ」
- 公開・更新日:明示を確認できず
- 参照日:2026年9月9日
- 支える主張:インターネット経由で電話番号を手がかりに文字の伝言を登録・確認、提供条件と通信費
NTT東日本「171 災害用伝言ダイヤル パンフレット」
- 公開・更新日:明示を確認できず
- 参照日:2026年9月9日
- 支える主張:名前・場所・同行者・けがや体調・次の連絡予定の例
NTT東日本「災害用伝言ダイヤル(171)体験利用のご案内」
- 公開・更新日:明示を確認できず
- 参照日:2026年9月9日
- 支える主張:毎月1日・15日などの体験利用日、災害時の例外、通信事業者別料金確認
NTT東日本「災害用伝言板(web171)体験利用のご案内」
- 公開・更新日:明示を確認できず
- 参照日:2026年9月9日
- 支える主張:毎月1日・15日などの体験利用日、災害時の例外、インターネット接続費用等
この記事の確認情報
- 公的情報・サービス仕様の最終確認日:2026年9月9日
- 著者・制作主体:暮らしの防災手帖 編集部
- ファクトチェック:編集部内確認

