このページは災害速報や現在進行中の避難情報を扱いません。災害時は、気象庁やお住まいの自治体などの公式情報を確認してください。
雪が積もると、「早く片付けなくちゃ」と思うこともありますね。作業を始める前に、誰と確認し、どこへ相談するかを決めておきましょう。
冒頭の要点
- 雪下ろしは高所での危険な作業です。屋根へ上がる準備や方法を、この記事だけで判断しないでください。
- 除雪は一人で進めず、複数人での作業と連絡手段を確認します。地上でも落雪に注意が必要です。
- 作業が難しいときの相談先を、雪が積もる前に調べておきましょう。
今日やること
自治体の公式サイトで「自治体名+除雪相談」「自治体名+雪下ろし支援」を調べ、問い合わせ先を一つ家族表へ書きます。見つからなければ、自治体の代表窓口へ担当部署を確認しましょう。
まずは相談先を一つ。支援の対象、作業範囲、費用、申込み方法まで確認できたら、家族にも共有します。
この記事で分かること
雪処理の前に確認する人、周囲、道具と、相談時に伝えることを整理できます。家の備蓄は家庭備蓄の始め方で確認できます。
本稿は屋根に上がる手順、命綱の取り付け方、建物が耐えられる積雪量を説明するものではありません。
まず確認すること:屋根の作業を家庭だけで決めない
防災科研は、屋根での雪下ろしを危険な高所作業と説明しています。地上でも屋根から落ちる雪や、軒先からせり出した雪の塊に注意が必要です。防災科研の屋根雪事故の注意点
「この深さなら上がってよい」「低い屋根なら大丈夫」と、家庭だけで決めないようにしましょう。屋根の構造や作業の必要性は、管理者や工務店などに相談します。
作業前に確認する順番
1. 作業を頼める先と支援の条件を調べる
自分たちで処理する前提にせず、自治体の相談窓口や、建物の管理者へ確認するところから始めます。
例えば新潟県は、高齢者や障害のある人など、住宅の雪下ろしが難しい世帯向けに市町村の相談窓口を案内しています。費用助成や手配など、支援の内容は市町村で異なります。新潟県の除雪相談窓口
これは新潟県の例です。お住まいの地域にも同じ制度があるとは限らないため、対象世帯、費用、受付期間、対応できる作業を確認してください。
2. 一人で進めず、連絡方法と器具を確認する
消防庁は、家族や近所に声をかけて複数人で行い、携帯電話を持つよう案内しています。屋根の作業では、命綱とヘルメットの正しい着用、はしごの固定も必要な確認事項です。消防庁の除雪事故防止の案内
作業前に、連絡する相手を決め、携帯電話を身につけて持てるよう確認します。複数人いることや道具を持っていることだけで、作業できると判断しないでください。
命綱を固定する金具を「アンカー」と呼びます。新潟県は、屋根に適したアンカーについて地域の工務店などへの相談を案内しています。固定先や取り付けを自己判断せず、用具の説明書と専門家の確認を受けましょう。新潟県の作業用具の案内
3. 落雪する場所と設備を確認する
気温が上がったときや雨が降ったときは、屋根の雪が滑ったり崩れたりしやすくなります。防災科研は、雪が積もった屋根の軒下付近へなるべく近づかないよう案内しています。落雪への注意
玄関の出入りや地上の除雪も、屋根の雪と無関係ではありません。子どもが遊ぶ場所や家族が通る場所が、落雪する範囲と重なっていないか、管理者や作業を依頼する相手と確認してください。確認のために軒下へ入り込まないようにしましょう。
消防庁は、雪を落とす場所を確認し、ガス設備を損傷させないことも挙げています。屋外設備の位置を事前に把握し、作業を依頼する相手へ伝えます。設備に関する注意
4. 除雪機は説明書と停止の手順を確認する
除雪機を使う家庭は、使う前に説明書を読み、周囲に人が近づかないようにします。複数人で確認する場合も、機械の近くに集まるという意味ではありません。
消費者庁は、エンジン式除雪機の雪詰まりを取るときは、エンジンを切り、エンジンと回転部の停止を確認したうえで、手を使わず雪かき棒を使うよう案内しています。手を離すと止まる仕組みなどの安全機能を、固定して無効にしてはいけません。消費者庁の除雪機の注意点
操作に不慣れな場合や停止方法が分からない場合は、販売店やメーカーへ確認します。電動式も含め、具体的な操作はその機種の説明書に従ってください。
家族で記入する作業前の確認表
編集部による相談・準備の整理例です。すべて埋まっても、作業の安全性を判定できる表ではありません。
| 確認すること | わが家の記入欄 | 未確認なら相談する相手 |
|---|---|---|
| 雪処理の相談先と受付条件 | 窓口:__/対象・費用:__ | 自治体・建物管理者 |
| 作業を依頼する範囲 | 地上/屋根/共用部など:__ | 管理者・依頼先 |
| 一緒に確認する人と連絡方法 | 相手:__/電話:__ | 家族・依頼先 |
| 落雪と家族の動線 | 確認が必要な場所:__ | 管理者・依頼先 |
| ガス設備など屋外設備 | 位置・伝える事項:__ | 管理者・設備の事業者 |
| 屋根の用具・固定設備 | 未確認事項:__ | 工務店などの専門家 |
| 除雪機の説明書・安全機能 | 機種・不明点:__ | 販売店・メーカー |
個人の電話番号を書いた表は、公開SNSなどへ載せず、家庭内で共有してください。
地域・家族に合わせて調整するポイント
高齢の家族や障害・持病のある人が作業を担っている家庭では、「いつもの担当だから」と決めず、支援窓口や依頼先を一緒に探しましょう。体調や持病から作業できるかという判断は、医療機関などに相談してください。
賃貸・集合住宅は、屋根や共用部分の対応を管理者へ確認します。地域の支援制度は、年度や対象世帯によって条件が異なるため、申込み時に再確認が必要です。
注意すること
晴れていることだけを、雪下ろしに適した条件だと考えないでください。東京都も晴天時の落雪に注意を呼びかけています。東京都の除雪・雪下ろしの注意点
この記事を読んだだけで屋根へ上がったり、命綱の固定を試したりしないでください。作業方法と建物ごとの条件は、管理者や専門家へ確認します。
公的情報の確認先
- 消防庁:除雪作業に共通する人・連絡・器具の注意。
- 防災科研:屋根の転落と落雪の危険。
- 消費者庁:除雪機の安全機能と雪詰まりへの注意。
- お住まいの自治体:支援の対象、作業範囲、費用、申込み方法と受付期間。
各ページの対象地域と更新日を確認してください。地域の雪の見通しは、気象庁の雪の情報入口とお住まいの自治体の公式情報を確認します。
よくある質問(FAQ)
Q1. 2人いれば屋根の雪下ろしをしてよいですか?
人数だけでは判断できません。用具の正しい使用や固定設備、屋根の条件などの確認が必要です。作業方法が分からない場合は、自治体や管理者、専門家へ相談してください。
Q2. 家の前の雪かきなら落雪を気にしなくてよいですか?
地上でも、屋根から雪が落ちる場所には注意が必要です。軒下付近へなるべく近づかず、玄関や通路の対応を管理者や依頼先と確認しましょう。
まとめ
相談先、人と連絡、落雪する場所、道具の順に確認しましょう。分からない点は表へ残し、自治体や管理者、専門家へ相談する準備につなげてください。
関連記事
- 家庭備蓄の始め方:家にある備蓄を点検する。
- 家族の安否確認ルール:離れた家族との連絡方法を決める。
出典
全資料の参照日:2026年10月12日。
- 総務省消防庁「2.除雪作業時の事故を防ぐ」。公開・更新日表示なし。複数人、携帯電話、命綱・ヘルメット、はしご固定、道具点検、ガス設備への注意。
- 防災科学技術研究所「屋根雪事故を防ぐための注意点」。公開・更新日表示なし。高所作業、落雪、気温上昇・雨の条件、軒下への接近注意。
- 東京都「降雪時の行動のポイント」。公開・更新日表示なし。晴天時の落雪の注意。
- 消費者庁「除雪機による死亡・重傷事故を防ごう!」。関連公表資料2021年12月23日。機械停止、雪かき棒、安全機能、周囲に人を近づけない注意。過去の事故件数は使用していません。
- 新潟県「要配慮者(高齢者世帯等)に対する除雪相談窓口について」。更新日2025年12月15日。相談窓口と市町村による支援内容の違い。新潟県の例として使用。
- 新潟県「雪下ろし作業用具(安全帯、命綱、アンカー等)の入手、使い方について」。更新日2025年11月12日。屋根に適した固定金具の専門家への相談。
公開・更新情報
- 初回公開日:2026年10月12日。
- 最終更新日・公的情報確認日:2026年10月12日(原典確認・本文制作)。
- 制作主体:暮らしの防災手帖 編集部(AI制作補助)。専門家監修ではありません。
- ファクトチェック:主担当AIが執筆後の別工程で原典を再照合。
編集方針と確認方法
本記事は日本の公的機関の一次情報を優先し、執筆後に原典を再確認して主張、日付、適用範囲を照合しました。同一AIによる別工程の確認で、専門家監修ではありません。個々の建物の安全性や医療上の判断を代行しません。広告・商品紹介はありません。
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