このページは災害速報や現在進行中の避難情報を扱いません。実際の災害時は、まず目の前の安全を確保し、揺れが収まった後に気象庁や自治体などの公式情報を確認してください。
冒頭の要点
- 緊急地震速報を見聞きしたときも、先に揺れを感じたときも、最優先は自分と家族の身の安全です。
- 頭を守り、落ちる・倒れる・移動する物から離れ、丈夫な机の下など安全な場所で揺れが収まるのを待ちます。
- 慌てて外へ飛び出したり、揺れている最中に無理に火を消したりしません。
今日やること
要点カード:家族がよくいる部屋で、頭を守る物と安全スペースを指さし確認します。「地震だ」と声を掛けて身を低くするところまで、一度だけ練習しましょう。
この記事で分かること
この記事は、緊急地震速報や揺れを感じた瞬間から、揺れが収まるまでの基本行動に絞っています。揺れの後の安全確認や「自宅にとどまるか、避難するか」は別の記事で扱います。
まず覚えること:身の安全が最優先
緊急地震速報から強い揺れまでは、数秒から数十秒しかない場合があります。通知内容を読み続けたり、離れた部屋へ物を取りに行ったりせず、周囲の状況に合わせて身を守ります。
家族が近くにいれば「地震だ」と短く声を掛けます。ただし、子どもを探すために落下物のある廊下や階段へ無理に移動しないでください。家族それぞれが、その場で身を守れるよう平時に練習しておくことが大切です。
家庭で揺れを感じたときの3手順
1. 頭を守り、身を低くする
手近なクッション、座布団、かばんなどで頭と首を守ります。何もなければ腕で頭を覆い、できるだけ姿勢を低くします。
2. 落ちる・倒れる・移動する物から離れる
背の高い家具、窓ガラス、照明、棚、テレビなどから離れます。移動する途中の方が危険なら、無理に机まで走らず、その場で頭を守ってください。
近くに丈夫な机があり、安全に入れるなら下へ入り、脚を持って揺れが収まるのを待ちます。
3. 揺れが収まるまで無理に動かない
慌てて外へ飛び出しません。揺れている最中に、無理に火を消しに行きません。調理器具や食器が落ちる場所から離れ、身の安全を優先します。
場所によって行動を変える
丈夫な机が近くにないとき
机を探して長く移動せず、物が落ちない・倒れない・移動しない場所で頭を守ります。窓、背の高い家具、つり下げ照明から離れられる範囲で離れます。
乳幼児や支援が必要な家族といるとき
まず自分が転倒しないよう姿勢を低くし、可能な範囲で子どもや家族の頭を守ります。抱いている乳幼児を連れて家具やガラスの近くを横切るなど、危険な移動は避けます。
家族が別室にいても、揺れの最中に無理に探しに行きません。各自が身を守る場所と声掛けを平時に決めておきます。
商業施設・学校・公共施設にいるとき
頭を守り、割れ物の棚などから離れます。係員や施設の指示に従い、慌てて出口へ走りません。
屋外にいるとき
ブロック塀、看板、窓ガラスなど、倒れたり落ちたりする物から離れ、頭を守ります。山や崖の近くでは落石や崖崩れにも注意します。その場の状況により安全な方向は異なるため、この記事から特定方向への移動を一律に決めません。
揺れが収まったら
揺れが収まってから、自分と家族のけが、火元、出口、建物周辺の危険を落ち着いて確認します。津波のおそれがある地域では、気象庁・自治体の情報と地域の避難計画に従って速やかに行動します。
揺れの後に確認することは、揺れが収まった後の安全確認で扱います。余震にも注意し、損傷した建物の安全性を自分だけで断定しないでください。
地域・家族に合わせて調整するポイント
- 沿岸・川沿い等:津波避難場所と経路を自治体の公式情報で確認する。
- 子ども:学校・園での身の守り方、待機・引渡しルールを施設と確認する。
- 高齢者・障害のある人:移動方法、頭を守る用具、支援者との声掛けを決める。
- 聴覚・視覚等で速報に気付きにくい人:複数の通知手段と家族の伝達方法を検討する。
- 集合住宅:エレベーターや共用部の行動は管理組合・管理者の防災案内も確認する。
注意すること
- 「火を消す」「ドアを開ける」ために、強い揺れの中を無理に移動しません。
- 丈夫な机の下へ入ることは一例です。机へ行く途中の落下・転倒物が危険なら、その場で頭を守ります。
- 緊急地震速報が間に合わない場合や、揺れの前に発表されない場合もあります。通知だけに頼りません。
- 揺れが収まる前に、非常持ち出し袋や携帯電話を取りに戻りません。
- 本記事は個々の建物の安全性や避難の要否を判定するものではありません。
公的情報の確認先
- 気象庁「緊急地震速報を見聞きしたときは」:家庭・施設・屋外等での基本行動
- 内閣府「令和8年版 防災白書―地震が起こったら」:場所別の身の守り方と安全確保後の情報収集
- 総務省消防庁「地震防災マニュアル」:家庭内での具体的な身の守り方
- 自治体:津波避難、地域の指定緊急避難場所、防災情報、学校・園等のルール
よくある質問(FAQ)
Q1. 揺れたら、まず火を消しますか?
まず身の安全を確保します。揺れている最中に無理に火を消しに行かず、調理器具や食器が落ちる場所から離れてください。
Q2. すぐ外へ出た方が安全ですか?
慌てて外へ飛び出すと、ガラスや看板等の落下物に遭うおそれがあります。揺れている間は周囲の状況に応じて頭を守り、安全な場所で待つことが基本です。
Q3. 子どもが別の部屋にいたら迎えに行きますか?
強い揺れの最中に危険な場所を移動するのは避けます。各自がその場で身を守れるよう、安全スペースと声掛けを平時に練習してください。
まとめ
- 地震の揺れを感じたら、頭を守り、落下・転倒・移動物から離れます。
- 慌てて外へ飛び出さず、無理な消火や物を取りに行く行動を避けます。
- 揺れが収まってから安全確認と公式情報の確認へ進みます。
関連記事
- 地震への備え|平時の基本:安全スペース、家具、備蓄、避難、連絡を平時に整えます。
- 揺れが収まった後の安全確認:けが、火元、出口、建物周辺を確認する順番です。
出典
- 気象庁:
- ページ名:緊急地震速報を見聞きしたときは
- URL:https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/jishin/eew/koudou/koudou.html
- 公開・更新日:ページ上で確認できず
- 参照日:2026-10-08
- 支える主張:速報の時間的限界、まず身の安全、家庭・施設・屋外等の行動
- 内閣府(防災担当):
- ページ名:令和8年版 防災白書「地震が起こったら」
- URL:https://www.bousai.go.jp/kaigirep/hakusho/r08/honbun/t1_3s_04_03.html
- 公開年:2026年
- 参照日:2026-10-08
- 支える主張:家庭・施設・屋外の基本行動、安全確保後の情報収集
- 総務省消防庁:
- ページ名:消防庁 地震防災マニュアル「地震にあったら 屋内編」
- URL:https://www.fdma.go.jp/relocation/bousai_manual/occ/occurrence111.html
- 公開・更新日:ページ上で確認できず
- 参照日:2026-10-08
- 支える主張:丈夫な机等の下、脚を持つ、頭を守る、揺れが収まるまで待つ

