断水への備えと暮らし方|水・トイレ・衛生を家族で整える

家族が飲料水、携帯トイレ、衛生用品を分けて断水への備えを整える様子 災害別の備え

このページは現在進行中の断水・給水情報を扱いません。実際の断水時は、水道事業者とお住まいの自治体の公式情報を確認してください。

冒頭の要点

  • 飲む水だけでなく、トイレ、手洗い、調理、乳幼児等の個別用途を分けて備えます。
  • 地震後は、水があっても排水管の安全が確認できるまで水洗トイレを流さない場合があります。
  • 水分を我慢せず、携帯トイレと衛生用品を使って健康を守ります。

今日やること

家族の飲料水、携帯トイレ、給水容器を数え、足りない項目を一つだけメモしましょう。給水拠点は自治体サイトで確認します。

断水前に4つを分けて備える

1. 飲料水

国の案内では、飲料水は1人1日3リットル、最低3日、できれば1週間が目安です。家族人数に掛け、乳児の調乳、持病、暑い季節などに必要な分を家庭ごとに調整します。保管と入替は家族の水備蓄量で詳しく確認できます。

2. 携帯トイレ

断水や排水設備の損傷により、水洗トイレが使えないことがあります。経済産業省の備蓄目安は1人1週間35回分です。乳幼児、高齢者、体調等で回数は異なるため、実際の家庭の使用回数も数えます。

携帯トイレの備蓄と使い方で便器への取り付け、保管、ごみ処理を確認してください。

3. 給水容器

清潔で、ふたが閉まり、持てる容量の容器を用意します。大容量一つより、小分けにできる容器の方が運ぶ人に合わせやすい場合があります。給水場所、時間、対象者、容器、配布量は自治体で異なります。

4. 水を使わない衛生用品

  • ウェットティッシュや体拭き
  • 手指消毒剤(製品表示どおり使用)
  • 紙皿、ラップ等、洗い物を減らす用品
  • 口腔ケア用品、生理用品、おむつ、ごみ袋

これらは流水での手洗いを完全に置き換えるものではありません。使える水と場面に応じて組み合わせます。

断水したら行う順番

1. 公式情報と水の状態を確認する

水道事業者・自治体で、断水範囲、濁水、飲用可否、復旧見込み、応急給水を確認します。見た目が透明でも、自治体が飲用不可としている水は飲まないでください。

2. トイレをすぐ流さない

特に地震後は、下水道や建物内の排水管が損傷している場合があります。集合住宅では下階への漏水・逆流につながるおそれもあります。自治体・管理者が使用可能と確認するまでは、携帯トイレを使います。

「浴槽の水があれば流せる」と一律には判断しません。水道と下水道は別の設備です。

3. 飲用と調理を優先して管理する

開封日・給水日が分かるようにし、清潔な容器で保管します。厚生労働省は、給水車から汲み置いた水は、できるだけ当日給水のものを使うよう案内しています。自治体が別の保存方法を示した場合は、その指示に従います。

4. 手洗いと食品衛生を保つ

流水が使えるときは、石けんと流水で手を洗います。水が十分でない場合は、ウェットティッシュ等を活用します。調理前・食事前・トイレ後を優先し、食品は十分に加熱し、作った物や配られた物は早めに食べます。

家族に合わせた調整

  • 乳児:調乳に適した衛生的な水、授乳用品、洗浄・消毒手段を追加する。
  • 幼児:飲み慣れた飲料、年齢に合う食事、おむつ・おしり拭き、ごみ袋を用意する。
  • 持病・服薬:服薬時の水と衛生用品を確保し、個別量は医療者に相談する。
  • 高齢者・障害のある人:運べる給水容器、移動しやすいトイレ環境、介助用品を検討する。
  • ペット:人用とは別に飲水と衛生用品を数える。

注意すること

  • 水分や食事を控えてトイレ回数を減らそうとしません。脱水等の健康障害につながるおそれがあります。
  • 井戸水、雨水、風呂の残り湯を飲用に自己判断で使いません。
  • 手指消毒剤は火気や子どもの誤飲に注意し、製品表示どおり使います。
  • 携帯トイレの処分は自治体の災害ごみ案内に従います。
  • 給水容器を満量にして運べるか、平時に確かめます。

公的情報の確認先

  • 水道事業者・自治体:断水、濁水、飲用可否、応急給水
  • 自治体・管理者:下水道・排水管・水洗トイレの使用可否
  • 厚生労働省:飲料水、手洗い、食品・トイレ衛生
  • 内閣府・経済産業省:飲料水・災害用トイレの備蓄目安

FAQ

断水なら浴槽の水でトイレを流せますか?

排水できることが確認された場合に限ります。地震後などは配管損傷のおそれがあるため、自治体・管理者の確認前は携帯トイレを使います。

給水車の水は何日保存できますか?

容器や消毒状態等で条件が変わります。厚生労働省はできるだけ当日給水分を使うよう案内しています。現地の水道事業者の指示を優先してください。

まとめ

  • 飲料水、携帯トイレ、給水容器、衛生用品を用途別に準備します。
  • 断水時は水道・下水道・自治体情報を確認し、排水確認前に水洗トイレを流しません。
  • 水分を我慢せず、家庭ごとの追加ニーズを備えます。

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出典

  • 内閣府「令和8年度『防災週間』及び『火山防災の日』について」https://www.bousai.go.jp/kyoiku/week/r8bousaiweek.html (2026年、参照日2026-10-08):備蓄期間、ライフライン対策
  • 内閣府「自然災害への備えは万全ですか?」https://www.bousai.go.jp/kyoiku/hokenkyousai/check.html (更新日不明、参照日2026-10-08):飲料水量
  • 厚生労働省「被災地での健康を守るために」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000122530.html (更新日不明、参照日2026-10-08):給水水、手洗い、食品・トイレ衛生
  • 厚生労働省「災害時の食中毒予防のために」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000212536_00004.html (参照日2026-10-08):断水時の食品衛生
  • 経済産業省「トイレ備蓄忘れていませんか?」https://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/r06/111/news_08.html (参照日2026-10-08):携帯トイレ目安、健康リスク
  • 東京都下水道局「災害時のトイレ対策について」https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/living/takuchi/toilet_disaster (参照日2026-10-08):排水設備確認の地域例
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